アルゼンチン出身のビエルサもサッカー界の名将の一人

ビエルサ

世界のサッカー界において名将と呼ばれる監督がおり、ビエルサもその一人です。アルゼンチン出身で自身もディフェンダーとしてプロ経験があります。監督としてのビエルサは、サッカーの試合のビデオ収集が趣味というほど戦術マニアで、独自の哲学に則った戦術を追求します。こうした姿勢が原因で、サッカーファンの間では「変人」と通称されています。前線から積極的にプレスをかけ、ディフェンスはマンマークを基本とします。

練習では細かな戦術を繰り返し、プレーを止めては選手が理解できるまで指示を出します。まさにチームを完成された組織に作り上げるプロセスそのものです。ビエルサは常々プロセスが重要だと語っています。ファンは結果ばかりを見ますが、偶然の結果であっては失敗も同然で、結果に必然性を求めるのです。

それがプロセスであり日々の努力だと主張します。サッカー界はスター選手の華やかさに目を奪われがちです。しかし、陰の努力があってこそ彼らは輝くのでしょう。また名将の戦術があってこそ試合の魅力を引き出されるのでしょう。